Crazy a go go! [CASE:A] (22)
Crazy a go go! [CASE:A](後編)

 セフィロスはクラウドに近づくと、膝を掬って横抱きにし、ベッドに下ろした。クラウドが起き上がるより先に肩を掴んで、ベッドに沈める。

「セ、セフィロス様!」
「何だ?」
「…あ、あの…、明るい…です」
「明るくていいじゃないか。クラウドの全てが見れる」

 クラウドは一気に顔を赤くして、逃れようともがくけれど、セフィロスの力に勝てるわけがない。
 セフィロスはクラウドの頬に手をあてて、クラウドの唇を塞いだ。しかし、すぐに唇を離す。クラウドは全身に力を入れていて、簡単に舌を滑り込ませるのは難しかった。

「クラウド、緊張しすぎだ」
「だ、だって…、…二年も……」
「そうか、そうだな…」

 セフィロスはクラウドの瞼に軽くキスを落としてから、笑みを向けた。

「また、一から始めるのでもいい。でも、俺は覚えてる」
「何をですか?」
「色々。さあ、目を閉じて、力を抜いてくれ」
「…『色々』が気になります…」
「そのうち、わかる」

 拗ねたような顔を見せるクラウドの顔が可愛くて、セフィロスは軽く笑いを零してしまう。

「何がおかしいんですか?」
「何も。おかしいんじゃなくて、楽しい」
「楽しい?」
「こんな近くにクラウドがいて、クラウドと話が出来て、今から、クラウドの甘い声が聞けるんだからな」
「な…っ!」

 さらに顔を赤くしているクラウドのことはお構いなしに、噛み付くように唇を重ねて、舌を滑り込ませる。
 舌を絡め取るようにすると、クラウドの方からも絡めてくる。クラウドも求めていたのだと確信したセフィロスは、唇を重ねる角度を変えつつ、口づけを深くしていきながら、クラウドの胸の辺りをシャツの上からまさぐった。

「…ん…っ!」

 クラウドが大きく体を跳ねさせたので、セフィロスはクラウドの唇から離れた。

「…セフィロス…様…」
「覚えてる、ここが弱いこと」

 セフィロスはシャツの上から、胸の突起を探り当て、指先で捏ねるように弄る。

「…あ…っ、やぁ…っ」

 クラウドが身体を捩らせるのを見下ろしながら、片方の手でシャツのボタンを外していくと、クラウドの手がセフィロスの手を掴んだ。
 クラウドの顔を覗き込むと、目に涙を浮かべていて、何かお願いでもあるかのようにじっと見つめてきた。

「どうした?」
「……はずかしい…です…」
「今まで何度も見てきたぞ」
「…で、でも……」
「きっと、どれだけ待っても恥ずかしいのは変わらないだろ? 今、このまま流されてしまえ」

 セフィロスはクラウドのカッターシャツのボタンを外しきると、前をはだけさせた。以前より少し大人びた上半身を目にして、セフィロスは喉の奥で笑った。弄っていた片方の胸はすでに赤くなっていて、ぷっくりと尖っている。

「感じやすいのは変わってない」

 セフィロスはクラウドの片側の胸の先端を指先で摘んだり、こねるようにして責め立て、逆側の突起は唇と舌で、転がすようにして愛撫する。

「…あ…っ、やだぁ…っ、だ、だめぇ…!」

 クラウドは体を捩らせながら、セフィロスの手を掴んで、責めるのを止めさせようとする。

「ダメ、もよく言ってたな。本当は気持ちいいくせに、な」
「…そ、それは……!」
「それは、の続きが言えるか? クラウドの負けだ。おとなしくしろ、とは言わないが、抵抗は無駄だぞ」
「…だ、だったら……」
「だったら?」

 クラウドの手がセフィロスの方にそっと伸ばされる。

「…乱暴にしないでくださいませ…」
「ああ、一応、気を付けてみるが保証しないぞ」
「…私自身も、待ち焦がれていたのです…。だから、セフィロス様を受け止めたい気持ちでいっぱいなんです。でも、今は、初めてお会いしたときぐらいにドキドキしてて、今にも、心臓が飛び出してしまいそうなんです…」

 セフィロスは少しの間、クラウドの顔を眺めていたが、身体を思い切り抱きしめた。

「セフィロス様?」
「どうしようもないぐらい、可愛いな。でも、俺はその可愛さの裏に、艶っぽい、やらしい面があるのも知ってる」
「…え…っ、ああ…っ、そこは、もう…っ!」

 セフィロスがクラウドの胸の突起を摘んだだけで、クラウドは声を上げて、体を揺らした。
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