aimed blade at you (9)
aimed blade at you

 コロン、と横たえられ、それでも俺はセフィロスの腰に足を絡める。

「あっっ…、んんっっ……」

 すすーっと形をなぞるように、指が裏筋を移動する。焦らすように先端のあたりでくるくると線を描く。

「そこ…が…イイ…」

 いきなりズルリとギリギリまで抜かれる。突然の刺激に俺のがキュ…と、それを締めつける。

「どうして欲しいか言えよ」

 俺を見ている、けれど、何も見ていない貴方の目。写しだされる俺の媚態。

「もっと…ここ…いじって」
「お前は昔からここをこうされるのが好きだったよな…」

 もつれあう吐息と吐息。
 繰り返される、終わりの見えた戯れの終幕…。白紙に戻せたなら…。

 ◇◆◇

 眠っているセフィロスの頭を抱えながら呪文のように繰り返す。

「愛してる。愛してる。俺は貴方のものだよ」

 届かない声。覚めない夢。
 永遠のように思われた時間。二人だけなら、この空間に閉じ込められたままでもいい。
 だって…この閉ざされた地下室の中では貴方は束の間、俺のものだから。
 狂いだした歯車は今度は誰も止められない。
 堕ちてゆく。ふたり。
 最後まで俺のものにはならなかったね。約束は守ったよ。
 俺は最後まで貴方のことを…。
 …いいんだ、ここには二人しかいないから。
 なのに貴方は何処へ行くというんだ。
 俺を残して。
 また、俺は一人にされるのか? 取り残されるくらいなら、覚めない夢の中、あなたを堕としてあげる…。



 ふらつく足取りでセフィロスを追いかける。
 途中でザックスが横たわって血を流しているのが見えた。









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