aimed blade at you (8)
aimed blade at you

 そう知ったばかりではなかったのか。

「お前が俺のことを好きなのは、お前の勝手だ。好きにすればいい」

 そして、敵にとどめを刺す時の顔で、

「俺の心以外ならお前にくれてやってもいい。だから、お前は一生俺のことを想い続けろ」

 俺の体を貫く言霊(ことば)。
 呪縛。
 残酷な人だ…。

「さあ、俺に何を望むんだ? クラウド」

 それでもいい…、とさえ思う。
 一生この人になら縛られたい。
 永遠にこの人のものだけでいたい。
 それならば…、残された選択肢は一つしかないのかもしれない。

「セフィ…ロス…」

 手をのばす。
 上から覗き込む綺麗な顔。
 俺の上にあるしっとりと濡れた体。腕・胸・腰。
 肌をくすぐる長い銀の髪。
 そして、不可解な心ごと、俺を絡めとって欲しい。

「もっと…して…」

 自分のソレに手を沿わす。
 少しでも貴方を深く感じることができるように…。

   重なる度、空虚になる俺達の無関係…。



 それから一ヶ月後遠征先のニブルヘイムでセフィロスはおかしくなる。
 急に優しくなったり怖くなったりする。情緒不安定みたいだ。
 自虐的な笑いで一人地下室に閉じこもる。
 俺は其処に軟禁されている。
 残虐に弄ぶためだけの行為が毎日のように続けられる。
 優しさなど一遍も無い、吐き出される本能。
 犠牲者は俺なのか、貴方なのか。
 何一つ俺には話してくれない。
 酷く悲しい現実、
 貴方は俺を見てはいない。
 乾いた所を無理矢理押し広げられる感覚。
 何度も繰り返され、血の乾ききらないそこに、引き裂かれ、突き刺さる。何度目かの痛み。

「セフィ…セフィロス……」

 その痛みすら、快感にかわってしまう。
 乱暴と思われる仕草も、その指とその腕で行われているかと思うと、気が狂いそうな程の絶頂感へとすりかわってしまう。
 俺にとっての媚薬。
 着衣を少し乱しただけのセフィロスの上に、シャツ一枚羽織っただけの俺が座っている。
 向き合う瞳と瞳。
 碧い、その晄を放つ視線に、体ごと透視されるみたいだ…。

「や……んっ」

 反射的に締めつけたソコから快感がジワジワと体に火をつける。
 たまらなくなってもじもじと腰を揺らし始める。

「セフィ…さわって…ぇ…」

 セフィロスにしがみつく姿勢で腰を動かす俺の体を支え、椅子から机の上に移動する。
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