お年玉 (4)
お年玉

「……それって、どういう意味……、ああ…っ!」

 双丘の間に指先が滑り込んできて、蕾を刺激される。蕾の周りを指先がなぞっていて、俺は腰を動かしてしまう。

「何も考えられないぐらいにしてやろうかと思ってな」
「…や…、ちょっと…、セフィ……」
「いや、じゃないだろ? こうして欲しいくせに」
「ああん!」

 セフィロスは指先をゆっくり挿入してきた。中をほぐすように指先が動きつつ入ってきて、俺の中を刺激する。奥まで飲み込んだ指先は、俺の弱いところを突いてきて、腰の動きを大きくさせる。

「…セフィのが…欲しい…」

 蕩けた脳は、自分の素直な欲望しか言葉にしないらしい。そして行動までも、欲望に忠実になる。
 俺はセフィロスのズボンのボタンを外して、ジッパーを降ろした。下着の上からセフィロスのソレを指先でなぞる。

「欲しいのなら、好きにしろ」

 セフィロスはそう言うと、俺から指を引き抜いた。俺は、セフィロスの言葉に頷いて、セフィロスのズボンを下着ごと降ろして、あらわになったセフィロス自身に舌を這わせる。
 舌と唇でセフィロス自身を愛撫し、ソレが十分に硬度を持ち、反り返ったのを確認すると、俺はセフィロスの上に馬乗りになった。

「…入れて…いい…?」
「聞くまでもなく」

 セフィロス自身に軽く手を添えて、ゆっくりと腰を下ろしていく。

「…う……、ああ……」

 セフィロスが俺の中に入ってくるときに伴う痛みにはとっくに慣れている。自分の中にこれから先の快楽を呼び込む前準備なのだと思えば、痛みとは感じない。
 根元まで自分の中に収めた俺は、腰を動かした。
 さらにセフィロスを感じたくて、動きが大きくなる。

「相変わらず、動きがやらしいな。クラウドは」

 そう言って、セフィロスが乳首を弄るものだから、思わず高い声を上げてしまう。

「その声も可愛くて、やらしくていい感じだ」

 セフィロスの指先がずっと胸を弄っていて、俺はそれに反応して身体を動かしてしまう。そのタイミングで俺は中が刺激されるため、余計に声が上がるし、身体を捩ることになる。

「いやぁ、もう…、イキ…そう…!」
「…イカせてやろうか…?」

 俺はセフィロスの言葉に首を縦に振った。
 セフィロスは俺の腰を掴むと、下から突き上げるように、動き始めた。セフィロスの腰の動きが、徐々に大きくなっていく。
 奥に響いてくる衝撃が強くなっていくにつれて、俺の声の間隔が短くなり、高くなる。

「ああ…、もう、ダメ…、ああーーっ!!」

 俺は大きく身体を反らせて、セフィロスの胸元に液体をばら撒いてしまった。





「…ああ…ん!」

 繋がったままセフィロスが身体をねじったので、手放しかけていた意識を取り戻してしまった。
 俺の上に乗っているセフィロスが、笑っている。

「……どう…した?」
「いや。いつにもまして楽しいと思ってな」
「…何が…?」
「クラウドを抱くのが」

 いつもなら、こういう言い方されると、むっとしたりするんだけど、今日はそれが嬉しく思えた。

「…じゃあさ…」

 俺はセフィロスの首に手を回して、セフィロスを引き寄せた。
 セフィロスの耳元でねだるように囁く。

「…もっと楽しんで…、俺をドロドロに溶かして…」

 セフィロスは少し目を見開いたが、その瞬間に自分の中の悪魔を呼び起こしたらしい。口元に浮かんだ笑みは、何かを企んでいるような、悪魔の笑み。
 この笑みを浮かべたセフィロスはもう止められない。

「そういう誘い方をどこで覚えてきたんだ…?」
「…やぁ…っ、ああ…、セフィロス…のせい…だろ……、う…っ」
「…どう…して、俺のせいなんだ…?」

 セフィロスは俺の腰を深く抱えて、奥を責めて来る。セフィロスの動きは俺がイキやすいところばかりを狙ってくる。

「…だ…って…、誘い方を…考えない……と、その気に…なって…くれなかったり…する……じゃ…ないか……」
「おかしいな。俺がその気じゃないことがあったか?」
「…ああ…ん…、ダメ……、はあ…っ」
「クラウド。質問に答えてないぞ」

 セフィロスに責められてて、普通に答えられるわけがないのをわかっているのに、セフィロスは意地悪にも俺に普通に話をさせようとするのだ。
BACK