夏の夢
「…腰、浮かせろよ」
クラウドは無言で腰を浮かせた。今でもたまに抵抗したりするのに、今日はやたらと従順だし、やらしく誘ってくる。何かのご褒美かと思うほどだ。
ハーフパンツと下着を取り去り、クラウドの昂ぶったものをそっと握る。そのまま上下にゆっくりと手を滑らせたところで、クラウドは待って、と声を上げる。
「どうした…」
「…セフィロスの服とかソファーとか汚したくない…」
一瞬、意図が読み取れなかったが、俺は覆い被さっている位置を後ろにずらしてから、クラウド、と名前を呼んだ。
クラウドは少し身体を起こして、俺と目を合わせる。少し潤んだ瞳が俺の欲望を掻き立てる。
「…こういうことだろ?」
クラウドと視線を合わせたまま、わざとらしく口を開けて、クラウドの昂ぶりをゆっくりと含んだ。
「…セフィ…っ!」
一瞬で顔を真っ赤にして、クラウドは起こした身体を倒した。
こうして欲しかったくせに、自分から目をそらすとか、しょうがないやつだ。
唇をすぼめて、先端から根元、その逆へと唇を滑らせたり、舌で裏筋を舐めあげたりしてやると、クラウドは声を上げっぱなしになり、腰を揺らして、俺の責めから逃げようとしているようだった。
「…ああ…っ、や…っ、もう…だめ…っ!」
先端を強めに吸い上げてやると、クラウドは大きく身体を反らせて、俺の口中に熱を爆ぜさせた。
クラウドは腕で顔を覆ったまま、荒く息をしている。
「クラウド」
腕を掴んで、顔から剥がすと、クラウドは赤い目で俺を睨んできた。その顔が俺をさらに煽ってるっていうことに気づいてないんだろうな。
クラウドの顎を掴んで、無理矢理唇を塞ぐ。
「…ん、…んーっ!」
クラウドの喉が動いて、飲み込んだのがわかったところで、唇を解放してやった。
「…セフィロス!」
クラウドは眉間に皺を寄せて、今にも殴りかかってきそうな雰囲気だ。
「どうかしたのか?」
「もう! 飲ませるなよ!」
「お裾分けだな」
「そんなもん、いらん! 頼んでない!」
「だったら、何が欲しい?」
クラウドを抱きしめて、耳元でそう言うと、クラウドはぎゅっと俺に抱きついてきた。
「この段階で言わせるとか、アンタの考え、よくわかんない」
「クラウドの声で聞きたいだけだが? 欲しいものがわからないとでも?」
クラウドは抱きついていた腕を解き、少し身体を起こして、俺の耳朶に舌を這わせてきた。
]
「セフィ…」
耳元で聞こえる声に脳が蕩けそうになる。声の破壊力をクラウド自身はわかっていないのか、それともわかっていてやってるのか。
後者だとしたら、俺はまるっきり勝ち目がない。
クラウド、と名前を呼ぶより先に、ズボンの上からではあったが、いきなり俺のモノに触れられる感覚。
「…っ…」
短い声を漏らす俺にクラウドは小さく笑うと、俺の身体を押して、起き上がった。
「今度はセフィロスが座る番」
番って言われても、代わりばんこにしようとか、そういうものでもないと思うのだが。
戸惑っている俺に、クラウドはせかすように、はいはい、と言いながら立ち上がって、俺の手を引きつつ、俺をソファーに無理矢理座らせた。
座った俺の前にしゃがんだかと思ったら、クラウドは俺のモノをやんわりと包むように手で包んだ。クラウドは昂ぶりの先端にキスを落とすように唇で触れたかと思うと、わざとらしく舌を出して、舐めあげる。するすると唇を滑らせながら、俺のモノを口に含んでいった。根元まで含むと、また、先端まで唇を戻す。そうやって口を使って、丁寧にしゃぶられているうちに、ぴちゃぴちゃとクラウドの唾液の絡む音が耳に届き始める。
「…ん…ぅ…」
俺のモノは熱を帯びて、質量が増しつつあった。クラウドのくぐもった声で愛撫が辛くなってきたのがわかる。
「クラウド!」
クラウドの額を押し、俺のモノから口を外させる。
「…セフィ…っ!」
驚きと失意の表情で俺を見上げるクラウドを慰めるように抱きしめる。
「今すぐ、クラウドの中を感じたい…」
「…もう…、気持ち良くないのかと思ったじゃないか…」
「気持ち良くないわけないだろう。クラウドにされてるのに」
クラウドは口元で笑ってから立ち上がると、俺の膝の上にまたがるように乗ってきた。
「じゃあ、もっと気持ち良くなればいい」
腰を浮かしたクラウドは俺の熱塊に後ろ手で触れると、ゆっくりと腰を下ろし始めた。俺の昂ぶりはクラウドの狭い内側を押し広げながら、どんどん飲み込まれていく。まとわりつくようなクラウドの中は俺のものを強く刺激してくる。
クラウドは無言で腰を浮かせた。今でもたまに抵抗したりするのに、今日はやたらと従順だし、やらしく誘ってくる。何かのご褒美かと思うほどだ。
ハーフパンツと下着を取り去り、クラウドの昂ぶったものをそっと握る。そのまま上下にゆっくりと手を滑らせたところで、クラウドは待って、と声を上げる。
「どうした…」
「…セフィロスの服とかソファーとか汚したくない…」
一瞬、意図が読み取れなかったが、俺は覆い被さっている位置を後ろにずらしてから、クラウド、と名前を呼んだ。
クラウドは少し身体を起こして、俺と目を合わせる。少し潤んだ瞳が俺の欲望を掻き立てる。
「…こういうことだろ?」
クラウドと視線を合わせたまま、わざとらしく口を開けて、クラウドの昂ぶりをゆっくりと含んだ。
「…セフィ…っ!」
一瞬で顔を真っ赤にして、クラウドは起こした身体を倒した。
こうして欲しかったくせに、自分から目をそらすとか、しょうがないやつだ。
唇をすぼめて、先端から根元、その逆へと唇を滑らせたり、舌で裏筋を舐めあげたりしてやると、クラウドは声を上げっぱなしになり、腰を揺らして、俺の責めから逃げようとしているようだった。
「…ああ…っ、や…っ、もう…だめ…っ!」
先端を強めに吸い上げてやると、クラウドは大きく身体を反らせて、俺の口中に熱を爆ぜさせた。
クラウドは腕で顔を覆ったまま、荒く息をしている。
「クラウド」
腕を掴んで、顔から剥がすと、クラウドは赤い目で俺を睨んできた。その顔が俺をさらに煽ってるっていうことに気づいてないんだろうな。
クラウドの顎を掴んで、無理矢理唇を塞ぐ。
「…ん、…んーっ!」
クラウドの喉が動いて、飲み込んだのがわかったところで、唇を解放してやった。
「…セフィロス!」
クラウドは眉間に皺を寄せて、今にも殴りかかってきそうな雰囲気だ。
「どうかしたのか?」
「もう! 飲ませるなよ!」
「お裾分けだな」
「そんなもん、いらん! 頼んでない!」
「だったら、何が欲しい?」
クラウドを抱きしめて、耳元でそう言うと、クラウドはぎゅっと俺に抱きついてきた。
「この段階で言わせるとか、アンタの考え、よくわかんない」
「クラウドの声で聞きたいだけだが? 欲しいものがわからないとでも?」
クラウドは抱きついていた腕を解き、少し身体を起こして、俺の耳朶に舌を這わせてきた。
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「セフィ…」
耳元で聞こえる声に脳が蕩けそうになる。声の破壊力をクラウド自身はわかっていないのか、それともわかっていてやってるのか。
後者だとしたら、俺はまるっきり勝ち目がない。
クラウド、と名前を呼ぶより先に、ズボンの上からではあったが、いきなり俺のモノに触れられる感覚。
「…っ…」
短い声を漏らす俺にクラウドは小さく笑うと、俺の身体を押して、起き上がった。
「今度はセフィロスが座る番」
番って言われても、代わりばんこにしようとか、そういうものでもないと思うのだが。
戸惑っている俺に、クラウドはせかすように、はいはい、と言いながら立ち上がって、俺の手を引きつつ、俺をソファーに無理矢理座らせた。
座った俺の前にしゃがんだかと思ったら、クラウドは俺のモノをやんわりと包むように手で包んだ。クラウドは昂ぶりの先端にキスを落とすように唇で触れたかと思うと、わざとらしく舌を出して、舐めあげる。するすると唇を滑らせながら、俺のモノを口に含んでいった。根元まで含むと、また、先端まで唇を戻す。そうやって口を使って、丁寧にしゃぶられているうちに、ぴちゃぴちゃとクラウドの唾液の絡む音が耳に届き始める。
「…ん…ぅ…」
俺のモノは熱を帯びて、質量が増しつつあった。クラウドのくぐもった声で愛撫が辛くなってきたのがわかる。
「クラウド!」
クラウドの額を押し、俺のモノから口を外させる。
「…セフィ…っ!」
驚きと失意の表情で俺を見上げるクラウドを慰めるように抱きしめる。
「今すぐ、クラウドの中を感じたい…」
「…もう…、気持ち良くないのかと思ったじゃないか…」
「気持ち良くないわけないだろう。クラウドにされてるのに」
クラウドは口元で笑ってから立ち上がると、俺の膝の上にまたがるように乗ってきた。
「じゃあ、もっと気持ち良くなればいい」
腰を浮かしたクラウドは俺の熱塊に後ろ手で触れると、ゆっくりと腰を下ろし始めた。俺の昂ぶりはクラウドの狭い内側を押し広げながら、どんどん飲み込まれていく。まとわりつくようなクラウドの中は俺のものを強く刺激してくる。